ゴルフのぎっくり腰で使った腰サポーター

ゴルフ社長のぎっくり腰体験談の第2弾です。第1弾はこちら→デッドリフトで腰をピキッと痛めてしまった!ぎっくり腰完治までの体験談

重いものを持ち上げたときなどにいきなり「ピキッ」と来るタイプのぎっくり腰は経験がありましたが、ただの腰痛だと思っていたらじわじわと痛みが増してきて、実はじわじわ系のぎっくり腰だったということもありました。

タイプは違うものの、ぎっくり腰が再発してしまったため、完治に至るまでの体験談をご紹介させて頂きたいと思います。

前回と同様、とても長い文章となってしまいましたので、時系列で目次を設けました。

初日:ゴルフで違和感

近々ゴルフコンペの予定がありましたので、準備しておかないとと思い、仕事を終えてから打ちっ放しの練習場へと向かいました。

仕事が立て込んでいて、ちょっと久しぶりの練習になってしまったのですが、その割には調子が良く、ボールもよく飛んでいました。

ただ、途中から右腰周辺に少しだけ痛みのような違和感のようなものを感じました。それでも大した痛みでも違和感でもなく、そしてショットの調子が良かったことから、特に気にすることなく全力でゴルフボールを打ち続けていました。

今思えば、多少なりでも痛みや違和感を感じたのであれば、その時点で練習をやめるべきでした。

後日、痛みが増してきてぎっくり腰だと確信したとき、なぜ練習を中断しなかったのかと、とても後悔しました。

しかしながら、練習終了後は特に痛みを感じることもなく、家に帰って寝るまで普段通りの生活を送ることができました。

2日目:まだ大丈夫

翌朝になって目が覚めても体に問題は何もありません。「久しぶりのゴルフ練習で、たまたまちょっとした痛みが出たんだな」くらいに考えていました。

いつも通りの時間に出勤し、いつも通りの仕事をこなし、いつも通りに帰宅するといった具合に、普段と何一つ変わることのない1日を過ごしました。

3日目:じわじわと痛みが増す

この日の朝も前日と変わらず健康そのものだったのですが、昼過ぎ頃から異変が始まります。ゴルフ練習中に痛いと感じていた右腰に、練習時と同様の痛みを感じ、そしてその痛みが時間の経過と共にじわじわと増していくのです。

会社にいて仕事をしている最中はまだ我慢のできるレベルでしたが、家に帰ってからは体をあまり動かしたくないと思う程の痛みへと変わってしまっていました。

「まさかぎっくり腰が再発した…?でも前回のように何かを拍子にピキッと来た訳でもないし…」と、ぎっくり腰と同じ痛みを感じながらも、本当にぎっくり腰なのかどうかは半信半疑でした。

この時はまだじわじわ痛みが増すタイプのぎっくり腰があるということを知りませんでしたので、どちらかというと椎間板ヘルニアや腰椎すべり症などの怪我をしてしまったのではないかという不安が大きかったです。

とにかく、夜になっても痛みは増す一方でしたので、家に帰ってからすぐにボルタレン湿布を貼り、腰サポーターを巻いて、ベッドの上で横向きになりながら寝ました。

使用したもの(重要アイテム)
ボルタレン ZAMST腰サポーター
使用したもの(できれば購入したいアイテム)
ZAMST膝サポーター アミノバイタル
使用したもの(どちらか1つでOK)
ユンケル1・6・12EX アリナミンEXプラス

4日目:ぎっくり腰だ!

朝、ベッドから起き上がろうとするも、痛みで断念。ゴロゴロと転がりながら床に着地し、這うようにしてトイレへと向かいました。

前回のぎっくり腰(デッドリフトで腰をピキッと痛めてしまった!ぎっくり腰完治までの体験談)の時と完全に同じです。発症した経緯こそ違えど、痛みや腰の重い感じなどは全く同じでした。

こうなると職場にも出ることはできませんので、職場に電話でぎっくり腰が再発してしまった旨を伝え、本日(木曜日)と明日(金曜日)の休みをもらいました。

いつもの整形外科に行って痛み止めの飲み薬をもらえば、もっと早く楽になれると思ったのですが、とても外出しようと思えるような状態ではなかったですし、そもそも木曜日が休診日でしたので、結局1日中ベッドの上で安静にして過ごしました。

5日目:整形外科へ

腰サポーターをしっかりと巻いて、気合いを入れて朝一で整形外科に行きました。土地柄なのかそれとも整形外科だからなのか、午前の診療が始まる頃にはご年配の方が多数いらしていました。

そのため、院内で少し待ち時間があったのですが、腰サポーターのおかげか、ボルタレン湿布のおかげか、前日の絶望的に動けないような状態ではなかったため、立ち椅子に寄りかかるようにして雑誌を読みながら時間を潰しました。

そして、自分の名前が呼ばれ診察室に入り、ぎっくり腰が再発してしまったらしいことを伝えます。その後、先生が色々と確認をしてくださって、タイプこそ前回とは違うものの、やはりぎっくり腰とのことでした。

湿布薬のモーラステープL40mgと痛み止めの飲み薬を処方してもらい、痛み止めは昼食後に服用しました。

実は先生から「痛み止めのお注射打ちましょうか?」と聞かれたものの、ビビりな私は「湿布と飲み薬あれば大丈夫だと思います」と答えました。もともと注射が苦手な上に、腰に注射を打つというのが想像するだけでも怖くて…。

結局、痛み止めの飲み薬の効果が出て、午後も夜もしんどいほどの痛みは感じずに済みました。

前回も早いうちに飲み薬をもらいに整形外科へ行っておけば良かったと、この時ばかりは本当に実感しました。

6日目:ゴルフコンペ欠席

この日のゴルフコンペのために練習をしていて、腰を痛めてしまったというのが今回のぎっくり腰の原因です。

前日に痛み止めを処方してもらったからと言っても、とてもゴルフをプレーできるような状態ではありませんでしたので、残念ながら私はキャンセルということになりました。

腰サポーターをしっかり巻いて、痛み止めを飲んで、なるべく腰の回転を使わずに腕だけで打つようにすれば行けるかな…なんて考えたりもしましたが、どう考えてもその後にぎっくり腰が悪化するとしか思えなかったため、キャンセルを決断しました。

この日は土曜日で天気も最高に良く、更に暖かい気温で、まさにゴルフ日和といった具合でしたので、本当に残念でした。

肝心の腰の痛みに関してですが、飲み薬+湿布薬の組み合わせは私には非常に効果的で、この日の夕方にはかなり楽になっていました。

前屈みになることを除けば、日常生活におけるほとんどの動作を行うことができました。

7日目:家にひきこもり

前日に引き続き天気の良い日曜日でしたので、本来なら外にお出かけしたかったのですが、腰のことを考えて家にひきこもって安静に努めました。

いくら痛みが良くなっているとは言え、それは飲み薬の効果が出ているだけで、そもそものぎっくり腰が完治したという訳ではありません。

そこのところをしっかりと考え、翌日の職場復帰に備えて、安静にしておくことにしたのです。

8~14日目:リハビリの日々

8日目(月曜日)から職場復帰を果たしました。

前回はぎっくり腰を発症してから5日目に職場復帰していて、今回も発症したのが4日目と考えると、やはりぎっくり腰は発症したら3,4日はしっかり休養を取らないとだめなんだなと思わされました。

私の場合はぎっくり腰に理解のあって融通の利く職場だったというのも非常に助かりましたが、ぎっくり腰になってしまったら勇気を出して仕事を休むべきだと実感しました。

ちなみに、8日目(月曜日)から13日目(土曜日)までは毎日整形外科付属のリハビリ科で、電気治療と牽引治療を受けました。

もうこの頃には痛み止めも腰サポーターも使わず、湿布薬のモーラステープL40mgだけを毎日貼り替えていました。

15日目:整形外科で運動の許可を頂く

週明けの月曜日に再び整形外科で先生に診て頂きました。

日常生活上の動作はもう全く不自由なくでき、更に前屈みの姿勢もだいぶできるようになっていたため、先生からも「もう大丈夫ですね」とのお言葉を頂きました。

もちろん無理をしてはいけませんが、ゴルフや筋トレも痛みが出なければ行ってもいいとのことでした。

さすがにこの日にすぐ打ちっ放しやジムに行こうとは思いませんでしたが、翌日以降にジムで軽く汗を流せたら良いなと思い始めました。

16~19日目:日常生活に問題なし!

整形外科の先生からは運動しても良いとの指導を頂きましたが、仕事が忙しかったこともあって、この週は結局ジムに行くことができませんでした。

ただ、家でストレッチ運動をしたり、ちょっと重い荷物(2Lペットボトルが6本入った段ボールなど)を運んでも、全く問題ありませんでしたので、自分の中でも「もう完治しているんだろうな」と思っていました。

ボルタレンやモーラステープL40mgなどの湿布薬も1枚も使いませんでした。

20日目:完治!

週末の土曜日になり、久しぶりにジムへと向かいました。

まずは、エアロバイクやジョギングや体幹トレーニングを中心に行い、汗を流しました。

この段階で腰に痛みや違和感があればすぐに止めようと思っていましたが、そんな心配も杞憂に終わり、いよいよバーベルを使ったウエイトトレーニングに入りました。

ジムに来るのもほぼ3週間ぶりでしたので、さすがに最初から高重量を扱うようなことはせず、軽い重量から始めて、徐々に徐々に重量を上げて負荷をかけながら、体の状態を確認していきました。

ウエイトトレーニングも無事に終了し、翌日は全身筋肉痛ではあったものの、腰に違和感等は何もありませんでしたので、「これでようやく完治だ!」と喜びました。

21日目~:再発させないための取り組み

前回(デッドリフトで腰をピキッと痛めてしまった!ぎっくり腰完治までの体験談)今回と、3ヶ月ちょっとという短い期間で2度もぎっくり腰を発症させてしまったという反省から、ぎっくり腰再発防止のために継続して取り組んでいることがあります。

  • 初動負荷トレーニングを週2,3回行う
  • 月3,4回のペースでパーソナルストレッチに通う
  • お風呂上がりに腰・お尻・太もものストレッチをする
  • 運動時に少しでも違和感を感じたらその場で切り上げる
  • 重いものを持ち上げるときは腰と背中が丸まらないようにする
  • ウエイトトレーニング時にトレーニングベルトを必ず着用する
  • 腰に大きな負担がかかるデッドリフトは、体調が万全でなければ行わない

以上の7つです。

どれも既に取り組んでいるという方も多くいらっしゃると思いますが、パーソナルストレッチはかなりおすすめです。

マンツーマンですので金額的には安くない出費にはなりますが、全身の筋肉を伸ばしてもらえるだけではなく、日々の生活上のアドバイスなども聞けるので、お金を出すだけの価値は間違いなくあります。

これだけ気をつけていれば、さすがにぎっくり腰が再発することはないとは思いますが、万が一再発してしまうようなことがあれば、また体験談にしてご紹介させて頂きたいと思います。

半年後:腰椎椎間板ヘルニアを発症

日々のストレッチや運動を欠かさずに腰をケアし続けていた甲斐もあって、現在に至るまでぎっくり腰になることはありませんでした。

しかし、ある日を境にゴルフのスイング時にちょっと痛みが出るようになり、左足全体が少し痺れるような感覚も出始めたことから、これまで通っていた整形外科ではなく、MRIやCTもある腰椎専門の病院で診てもらうことにしました。

その結果、腰椎椎間板ヘルニアであることが発覚…。

幸いにも、軽度であることから手術まではしなくても大丈夫との診断をいただき、推奨はできないけれど痛みのない範囲であればゴルフもOKとのこと。

腰椎椎間板ヘルニアについては、また詳しく体験談をまとめたいと思います。