デッドリフトのぎっくり腰で使った腰サポーター

ゴルフ社長が人生で初めてぎっくり腰になってしまった際の体験談です。発症から完治までの様子を時系列でご紹介しています。

実際に私がぎっくり腰になっている最中、様々な方のブログを読んで、治療やリハビリの励みになりましたので、私の体験談もご覧頂いている方のためになれば嬉しいなと思い、公開させて頂く事にしました。

ぎっくり腰になったときのことを思い出しながら書いているうちに、なかなかの長文になってしまいましたので、分かりやすいように時系列で目次を作りました。

先に結果だけご紹介しますと、ぎっくり腰を発症してから3週間ほどで完治しました!(その後に再発という落とし穴が…)

初日:デッドリフトが原因でぎっくり腰発症

とある平日の夕方、いつもより仕事が早く片付いたので、ジムに向かいました。

有酸素運動で軽くウォーミングアップをして、ウエイトトレーニングを始めようとしたのですが、この日は腰に巻くトレーニングベルトを持ってきていないことに気付きました。

ただ、ベルトがなくても重量をそんなに上げなければ大丈夫だと思い、まずは筋トレビッグ3のひとつであるスクワットを始めました。スクワットは問題なく終わり、次にデッドリフトへ。

ベルトがなくてもスクワットは大丈夫だったという気の緩みと、これまで1度もウエイトトレーニングで怪我をしたことがなかったという慢心からか、デッドリフトのバーベルを下ろす際に腰が丸まってしまいました。

その瞬間に「ピキッ!」という今までに経験のない鋭い痛みが腰を襲いました。

これはまずいと思い、大変申し訳ないながらも隣でトレーニングをされていた方にバーベルの片付けをお願いして、しばらく椅子で休憩することにしました。しかし、5分経っても痛みが引かないため、この日はトレーニングを諦めて家に帰りました。

アドレナリンが出ていたせいなのか、この時点では激痛というほどの痛みはなく、ジムから家までは歩いて帰れる距離だったということもあり、ゆっくり腰をかばいながら家に到着。

家に帰ってからはベッドで横になって安静にしていたのですが、どんどんと痛みが増していき、気付けばベッド上で身動きができない状態になってしまいました。腰が痛くて寝返りを打つのもやっとといった状態です。

何よりもトイレが大変で、トイレまで行くのも匍匐前進のような姿勢でしか行けず、5分以上かけながらトイレにやっと着くといった有様でした。

これはいよいよまずいことになったな…と思い、すぐにAmazonでボルタレン(湿布)と腰サポーターと膝サポーターとアミノバイタルを購入しました。

とても日常生活を送れるような状態ではありませんでしたので、立ったまま適当にシリアル等を夕食として食べ、シャワーも入る気にはなれず、デオドラントペーパーで首筋や脇などの汗をかきやすい部分だけ適当に拭いて、寝ることにしました。

寝る前には「一晩寝たら良くなってるといいな」なんて思ったりもしていました。

購入したもの(重要アイテム)
ボルタレン ZAMST腰サポーター
購入したもの(できれば購入したいアイテム)
ZAMST膝サポーター アミノバイタル
購入したもの(どちらか1つでOK)
ユンケル1・6・12EX アリナミンEXプラス

2日目:ベッドで安静

2日目の朝、現実を思い知らされます。腰の痛みはやわらぐことなく、前日と全く同じ状態でした。

ネットで色々と調べているうちに、これはぎっくり腰だろうなと思いつつも、感覚的に骨や関節が引っかかっているような痛みもあり、「もしぎっくり腰よりも悪い状態だったらどうしよう…」と不安にもなりました。

前日まではもしかしたら出勤は問題なくできるかもしれないと考えていましたが、状態が状態なだけに断念。始業前に会社に電話をして、今日休むことを報告しました。

この日が金曜日でしたので、土日にしっかりと休めたことはとても良かったです。もしぎっくり腰になったのが月曜日や火曜日でしたら、きっと3日間は仕事に出られなかったと思います。

そうこうしているうちに、Amazonで頼んでおいたボルタレン・腰サポーター・膝サポーター・アミノバイタルが到着しました。玄関まで受け取りに行くのも一苦労でしたが、すぐにボルタレンの湿布薬を貼って、その上から腰サポーターを装着しました。

「ぎっくり腰には安静が1番」と、どのブログにも口を揃えたかのように書かれていましたので、この日もほぼ1日中ベッドの上で安静にしていました(体を動かそうなんていう気にはとてもなれませんでした…)。

3日目:少しだけ動けるように

3日目もお昼頃まではベッドで安静にしていたのですが、ボルタレンの鎮痛消炎効果と、腰サポーターの補助力のおかげもあり、歩いたり動いたりすることが少しは楽になりました。

そして、この時になって初めてシャワーを浴びることができました。これまでは痛みもあり、シャワーを浴びたいという意欲すらなかったのですが、体をようやく綺麗にすることができて、すっきりしました。

ただ、前屈みになるような動作(洗顔時や着席時など)はまだまだできず、日常生活を不自由なく送れているとは到底言えないような状態です。

4日目:基本的な日常生活スタート

4日目の朝になって、きっぐり腰が良くなってきていると確信しました。前屈みになる以外の動作を行う際、感じる痛みがだいぶ少なくなったのです。

ちょっと痛いかなと感じる程度の違和感は残っていましたが、初日や2日目と比べると日常生活における自由度がかなり向上し、気持ちも前向きになりました。

この日は日曜日でしたので、明日からの仕事復帰に向けて、しっかりと療養に努めることにしました。

次の日の朝、また痛みがぶり返していたら嫌だな…という不安もありましたが、ぎっくり腰の影響を感じさせないほど、ぐっすりと眠ることができました。

5日目:仕事に復帰

朝起きて、もしダメそうだったら無理せず休もうと考えていましたが、そんな心配も杞憂に終わり、朝の腰の状態はだいぶ良くなっていました。寝るときは腰サポーターを外していましたので、朝起きて腰サポーターを着けて、会社へと向かいました。

通勤時にも電車で押されたら痛いかな…などといった不安が頭をよぎりましたが、立っている分には全く問題なく、痛みをほとんど感じることなく出社できました。

勤務中は座って仕事をしている時間が長いのですが、やはり長時間座り続けて腰に負担がかかるようになると、痛みは感じました。そのため、30分~1時間ごとに立ち上がって休憩したりしながら対処しました。

職場にもぎっくり腰経験者がいましたので、理解者がいるという点は良かったです。

その後、1日の業務が終了し、無事に家に帰ることができました。

6日目:回復を実感

前日に通勤や帰宅などで体を結構動かしましたが、悪影響は全くありませんでした。この日も朝から腰の状態は良く、前日と同様に社内で様々な業務を行うことができました。

途中、取引先に出向いての打ち合わせがあったのですが、ぎっくり腰になってしまったことを伝えると、なんと取引先の担当者もぎっくり腰経験者だったということが判明しました。

これまで腰痛とはほぼ無縁の生活を送っていて気付かなかっただけなのかもしれませんが、意外とぎっくり腰になったことのある方は多いんだなと思いました。

7日目:整形外科へ

この日は出社前に、家から少し離れたところにある整形外科へ向かいました。

痛みが徐々に良くなっている時点で、間違いなくぎっくり腰だろうと確信してはいたものの、骨や関節に異常が見つかる可能性も0ではないと思っていましたので、整形外科で先生に診てもらうことにしたのです。

病院でレントゲンを撮って確認したところ、先生からもぎっくり腰でしょうという診断を頂きました。レントゲンを見ながら椎間板ヘルニアや腰椎すべり症についての説明もして頂きました。

「痛みが強いようでしたら飲み薬の痛み止めも出しましょうか?」と仰って頂きましたが、もうだいぶ良くなってきていましたので湿布薬のモーラステープL40mgだけを処方して頂きました。

同時に「飲み薬の痛み止めを処方してもらえるならもっと早く来れば良かった…」と、少し後悔もしました。

また、この日から1週間ほど併設されているリハビリ科にて、電気治療と牽引治療を30分ほど受けることになりました。

8~13日目:リハビリ治療の日々

整形外科で先生からぎっくり腰だというお墨付きを頂いたことから、精神的にも不安や心配なことがなくなりました。前屈みの動作も45度のお辞儀くらいならできるようになり、日常生活での不便なこともなくなりました。

重いものを持ち上げたり、ジムで筋トレしたりなどといった腰に負荷がかかるような動作は当然NGですが、それ以外は問題ない状態です。

朝出勤して業務をこなし、夕方に家に帰る前にリハビリ科で治療を受けるという日々を1週間ほど続けました。

なお、10日目を過ぎる頃には腰サポーターも使わなくても大丈夫な状態になりました。

14日目:整形外科からの卒業

前回の診察から1週間後、2度目の診察を受けました。

先生が実際に腰や背中や脚を押したり引いたりしながら確かめてくださり、「痛みが出ない範囲であれば運動やトレーニングもOK」とのことでした。

この頃にはストレッチの前屈の姿勢などもできるようになっていて、違和感こそありはするものの、痛みを感じることはありませんでした。

それでも、何かを拍子にまた痛みが出るかもしれないということで、この日もモーラステープL40mgを処方して頂きました。また、痛みが出なければ再度の通院も必要ないとのことでした。

15~20日目:ジムでのトレーニング再開

ぎっくり腰発症から15日目にして、久しぶりに発症したジムに戻ってきました。

ただ、病院から運動やトレーニングの許可を得たとは言え、まだ腰への恐怖心は拭えていませんでしたので、まずはエアロバイクを使った有酸素運動から始めました。

そして、その翌々日に、ぎっくり腰の原因となったウエイトトレーニングを再開しました。

もちろんいきなり重量を上げるなんていう愚かなことはせず、痛みが出ないか気をつけながら、発症前の3分の1以下の重量でスクワットとデッドリフトを行いました。重量は軽いですが、もちろんトレーニングベルトをしっかりと巻いて行いました。

翌日、下半身を中心にうっすらと筋肉痛が出たほか、腰への張りも感じました。なんらかの反応は出るだろうなと予想していましたが、痛みではなく、張りを感じる程度で良かったです。

21日目:完治!

ぎっくり腰発症から3週間が経ち、日常生活における腰の違和感も全くなくなりました。

その上、重量はまだ軽いもののウエイトトレーニングや、ゴルフの打ちっ放しなども問題なくできるようになったことから、自分の中で完治したと判断しました。

自分の人生の中で、これまで幸運にも腰に怪我をしたことがなかったため、今回のぎっくり腰の経験を通じて、健康であることのありがたさを実感させられました。

ちなみに、ウエイトトレーニングに関してですが、ぎっくり腰を発症する前と同じ重量に戻せるようになったのは、更に2週間ほど経ってから(35日目前後)のことです。

このままハッピーエンドで終わることができれば良かったのですが…

3ヶ月後:悪夢再び

日常生活にしてもトレーニングにしても、ぎっくり腰発症前と何一つ変わらない日々を過ごしていたある日、ぎっくり腰が再発してしまいました。

詳しくは「ゴルフ後にじわじわ来る腰痛はぎっくり腰でした!ぎっくり腰再発から完治までの体験談」のページをご覧頂ければと思いますが、今回の「ピキッ!」と来る感じではなく、腰の痛みが「じわじわ」と増してきて、最終的に今回と同様の痛みに達するといった、異なるタイプのぎっくり腰でした。

私の腰がどうなってしまったのか気になるという方は、ぜひ一度読んでみてください。笑